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こんにちは。伊藤デンタルオフィスの伊藤です。

今日は奥歯の治療法についてお話しします。

神経まで虫歯が達していない場合の奥歯の治療法には２通りのやり方があります。

それは直接法と間接法です。

直接法とはダイレクトボンディングのように虫歯を削って詰め物とその日のうちに詰める方法です。1回で終わります。

間接法とは虫歯を削った後に型取りをして模型にし技工士さんが制作したものを別の日にセメントで付ける方法で2回かかります。

直接法のメリットは、無駄に歯を削らないことです。虫歯になっている部分だけを削り、レジンを用い接着で治します。セメントを使わないので時間が経っても脱離したりする可能性が極めて少ないです。欠点としては、虫歯を取り残しやすいこと。治療時間が長くなること。術者によって仕上がりが全く異なることなどがあります。あと小さい範囲なら保険治療でも可能ですが、大きくなると自費診療になります。さらに大きくなると直接法では治療できなくなります。あと術者による完結治療になりますのでクオリティーに非常に大きな差が表れます。最近はダイレクトボンディングを行う歯科医院も増えてきました。当院では患者様にわかりやすいように当院で行ったダイレクトボンディングの症例を症例紹介のページ症例紹介のページに掲載しておりますのであとで御覧になって下さい。

間接法のメリットは虫歯を確実に除去しやすいこと。一回の治療時間が短いこと。製作する技工士の腕にもよりますが天然歯牙形態を再現しやすいこと。大きな範囲でも治療が可能なことなどが挙げられます。欠点としては治療に2回かかること。アンダーカットがあると作製できないため、外開きに形成する必要があるため、健全なエナメル質を削らなくてはならなくなってしまう事、間が開くと歯が動いてしまうこと。セメントで付けるのでその劣化により脱離することがあることなどが挙げられると思います。

普通は保険治療の仕事は上手な技工士さんはやらないので作る技工士さんでクオリティに大きな差が出てしまいます。（当院では自費でも保険でも一人の技工士（当院専属）が製作しているためその差はありませんが、使用する材質による差は当然あります。）

当院では虫歯の状態により可能な治療法　使用する材質を相談して行なっております。お気軽にご相談ください。